この人にして「理系」と「文系」の種別議論。日本の古典芸能に見向きもしないで外国にだけ憧れて育った日本の団塊の世代以上の老害がチラホラ。残念。
主張はわかるが、政府許認可事業である放送(テレビ・ラジオ)において自己の理想を築くことができなかったからといって、だから何なんだ、と言いたい。メディア批判を展開しながら、一部アメリカ製テレビ・ドラマや映画を礼賛しているあたりが、この著者の世代に特有なこと。しかも、メディア批判をしながら《広告代理店》という存在については一切触れていないこのアンバランスは理解できません。テレビの世界で仕事をした人ならば、スポーツでも代理店の暗躍なくメディアに取り上げられない現状は知っているはずなのだが、ドラマ=テレビみたいな主張が鼻につきます。
テレビに頼らないで1人の独立した人間として生きるべきは著者です。彼の意図とは反対に、まだまだテレビの影響力をアナクロな前提を基に宣伝しているような本。
日本人に知的になれ、と説く前に、文章を推敲し読み手のことを考える著述を勉強して欲しい、と著者に言いたいです。日本人を書きなぐり本の奴隷にしないでください。
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おテレビ様と日本人 単行本 – 2009/1/6
林 秀彦
(著)
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なぜ日本人の痴呆化がこれほど進んだのか?
はたしてテレビが及ぼした影響は?
「鳩子の海」「ただいま11人」「若者たち」「七人の刑事」・・・・あまたの名作ドラマを世に送った著者が、テレビを通じて日本国家、日本人を考える。
はたしてテレビが及ぼした影響は?
「鳩子の海」「ただいま11人」「若者たち」「七人の刑事」・・・・あまたの名作ドラマを世に送った著者が、テレビを通じて日本国家、日本人を考える。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社成甲書房
- 発売日2009/1/6
- ISBN-10488086241X
- ISBN-13978-4880862415
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商品の説明
著者について
林 秀彦
1934(昭和9)年東京生まれ。学習院高等科より1955~1961年、独ザール大学、仏モンプリェ大学に学ぶ。哲学専攻。柔道師範。松山善三氏に師事してテレビ・映画脚本家として活躍。『鳩子の海』『七人の刑事』『ただいま11人』など作品多数。1988年よりオーストラリアに移住。2005年、18年ぶりに帰国、九州・大分の山中に住まう。著書には『この国の終わり』『日本人はこうして奴隷になった』『911・考えない・日本人』(以上小社刊)、『ジャパン、ザ・ビューティフル』(中央公論社)、『「みだら」の構造』『失われた日本語、失われた日本人』(以上草思社)、『ココロをなくした日本人』(毎日新聞社)、『苟も日本人なら知っておくべき教養語』『日本の軍歌は芸術作品である』(以上PHP研究所)等多数がある。
1934(昭和9)年東京生まれ。学習院高等科より1955~1961年、独ザール大学、仏モンプリェ大学に学ぶ。哲学専攻。柔道師範。松山善三氏に師事してテレビ・映画脚本家として活躍。『鳩子の海』『七人の刑事』『ただいま11人』など作品多数。1988年よりオーストラリアに移住。2005年、18年ぶりに帰国、九州・大分の山中に住まう。著書には『この国の終わり』『日本人はこうして奴隷になった』『911・考えない・日本人』(以上小社刊)、『ジャパン、ザ・ビューティフル』(中央公論社)、『「みだら」の構造』『失われた日本語、失われた日本人』(以上草思社)、『ココロをなくした日本人』(毎日新聞社)、『苟も日本人なら知っておくべき教養語』『日本の軍歌は芸術作品である』(以上PHP研究所)等多数がある。
登録情報
- 出版社 : 成甲書房; 初版 (2009/1/6)
- 発売日 : 2009/1/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 488086241X
- ISBN-13 : 978-4880862415
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,182,197位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 508位メディアと社会
- - 1,446位ジャーナリズム (本)
- - 163,508位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年10月7日に日本でレビュー済み
2009年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
間断なく情報を流し続けることにより、テレビは人間からものごとを考える機会を奪ってしまった。また、視聴率競争により社会の大多数の大衆が好む低俗な内容の番組が幅をきかせることになり、それが権威を獲得して社会の知的レベルを徹底的に低下させてしまうことにもなった。著者の「核爆弾とテレビは二十世紀に同時に生まれた最悪の破壊兵器だった」との言にまったく同意する。核は世の中の一切合切を破壊し尽くす。テレビは人間の精神の一切合切を破壊し尽くす。
この悪夢のようなテレビの呪縛から抜け出す方法は、著者が絶望しきっているとおり、残念ながらありそうもない。対策としては恐ろしくこまごまと規制を定め、厳格に適用する他ないと思うのだが………
ネットで番組を配信するようになれば、テレビ局は消滅して人々がネット上で自由に番組を選ぶ時代になるだろうなどと以前ホリエモンがほざいていたが、そんな時代が来るとはとても思えない。世の大多数の人はアイデンティティーの不安から、社会のオピニオンになる情報源を求めるものである。電波での放送が終了しても、ネット上で有名なポータルサイトにわらわら人が群がることになるだけで、きっと根本的な状況はなにも変わらないだろう。そういえば、既存の地上波のキー局はブランド力があるから、ネット上でもポータルサイト化して生き延びるに違いない。
ネットといえば、最近有害サイトの子供への悪影響が懸念されているが、有害テレビ番組の悪影響ももっと懸念されるべきだ。一日中テレビをつけっぱなしにしている家はホントに多いし、友達との会話の中心になるのも大部分がテレビがらみの話題なんだから、子供に一番影響を与えるのはテレビだろう(親や教師も相当常識感覚を狂わされてる)。そういえば「教科書検定があってなんでテレビ検定がないのか」と誰だかが言ってたけど、強く共感する。
この悪夢のようなテレビの呪縛から抜け出す方法は、著者が絶望しきっているとおり、残念ながらありそうもない。対策としては恐ろしくこまごまと規制を定め、厳格に適用する他ないと思うのだが………
ネットで番組を配信するようになれば、テレビ局は消滅して人々がネット上で自由に番組を選ぶ時代になるだろうなどと以前ホリエモンがほざいていたが、そんな時代が来るとはとても思えない。世の大多数の人はアイデンティティーの不安から、社会のオピニオンになる情報源を求めるものである。電波での放送が終了しても、ネット上で有名なポータルサイトにわらわら人が群がることになるだけで、きっと根本的な状況はなにも変わらないだろう。そういえば、既存の地上波のキー局はブランド力があるから、ネット上でもポータルサイト化して生き延びるに違いない。
ネットといえば、最近有害サイトの子供への悪影響が懸念されているが、有害テレビ番組の悪影響ももっと懸念されるべきだ。一日中テレビをつけっぱなしにしている家はホントに多いし、友達との会話の中心になるのも大部分がテレビがらみの話題なんだから、子供に一番影響を与えるのはテレビだろう(親や教師も相当常識感覚を狂わされてる)。そういえば「教科書検定があってなんでテレビ検定がないのか」と誰だかが言ってたけど、強く共感する。
2009年7月18日に日本でレビュー済み
おテレビ様が降臨なされて日本人はバカになった。大宅壮一の言「一億総白知化」、ジョージ・オーウェルの「ビッグブラザー」の世界が現実化した。バカ番組とバカCMを垂れ流すことによって。テレビは視聴者の底辺レベルに合わせて作られるから、必然的に視聴者の知的レベルは負のスパイラルを描いて落ちていく。
結果、おテレビ様は日本人をヒト以下の動物に変えてしまったのだ。
一度は脚本家として名の売れたこともある筆者がテレビ界に絶望して、人間性を取り戻すため日本を脱出。帰ってきてみると、日本にはヒトの形をした豚がいた。豚の餌はテレビ。他の国はまだライオンや狐や熊レベルだというのに、この国には豚しかいない。
アメリカ大統領選挙は、テレビCMに投入する金額に大きく左右される。世界の覇権国の大統領選挙すらその程度のもの。その国のドラマの台詞すら、日本語への吹き替えや字幕作成の過程で意訳しないと通じない。ましてや日本で底辺向けに作られる番組の程度など豚が食う泥レベル。だそうな。個人的には否定できない。
結果、おテレビ様は日本人をヒト以下の動物に変えてしまったのだ。
一度は脚本家として名の売れたこともある筆者がテレビ界に絶望して、人間性を取り戻すため日本を脱出。帰ってきてみると、日本にはヒトの形をした豚がいた。豚の餌はテレビ。他の国はまだライオンや狐や熊レベルだというのに、この国には豚しかいない。
アメリカ大統領選挙は、テレビCMに投入する金額に大きく左右される。世界の覇権国の大統領選挙すらその程度のもの。その国のドラマの台詞すら、日本語への吹き替えや字幕作成の過程で意訳しないと通じない。ましてや日本で底辺向けに作られる番組の程度など豚が食う泥レベル。だそうな。個人的には否定できない。
2009年4月16日に日本でレビュー済み
文面はいささかの混乱を見せる。「日本社会における」「おテレビ様の弊害」について糾弾し
た本なのだが、日本社会そのものの批判も含めている。特に前半。テレビの見すぎがあれこれ
の悪影響を及ぼさないと今さら主張する輩も少なかろうが、この現代社会のメディアは、一様
に各国の社会構造に影響を及ぼしていることを、海外での生活経験に根ざした形で評価すると
よいのだが。
自らの仕事人生をかけた糾弾なのは心情としてよくわかるし、最近のテレビの悲惨なまでの状
況を考えると、上記の点を割り引いても☆4点をつける。
それにしても、生涯の大半をメディアにかけた存在として、この人はやはりテレビを愛してい
るんだな。それがよくわかる。
た本なのだが、日本社会そのものの批判も含めている。特に前半。テレビの見すぎがあれこれ
の悪影響を及ぼさないと今さら主張する輩も少なかろうが、この現代社会のメディアは、一様
に各国の社会構造に影響を及ぼしていることを、海外での生活経験に根ざした形で評価すると
よいのだが。
自らの仕事人生をかけた糾弾なのは心情としてよくわかるし、最近のテレビの悲惨なまでの状
況を考えると、上記の点を割り引いても☆4点をつける。
それにしても、生涯の大半をメディアにかけた存在として、この人はやはりテレビを愛してい
るんだな。それがよくわかる。
2009年2月22日に日本でレビュー済み
テレビの広告収入が激減しているという。これは、最近の世界同時不況の影響もあるのであろうが、インターネットなどへの広告費の移行など構造的なものもあるという。
たしかに、最近のテレビ番組は、低予算のバラエティ番組がずいぶん増えてきたように思う。テレビ好きであった我が家でも、最近のテレビはおもしろくないという声も聞く。
本書は表題の通り、もともとテレビドラマの脚本家だった著者がテレビの世界に嫌気がさしてしばらくテレビの世界を離れそして日本も離れてから、再び日本にやってきて、ますますひどくなるテレビの現実を批判したものである。
最終章に著者が書いている。「人間は選ぶことで進化する。本を選び、友を選び、食事を選び、愛を選ぶ。ところがテレビは、選ぶことはない。それは単に『情報を得るだけである」」とテレビの一方通行性を批判する。
確かに、テレビから得られる情報の力というものは絶大なものがあると感じる。
これを、無批判的に受け入れてしまうときにこそ、著者の言うテレビの洗脳のようなものがあるのかもしれない。
ただ、これはインターネットにも言えるのではないか。
単に見るだけ。ウェブをたどっていって、何か今という時代を共有しなければという追い立てられるような感覚である。
このような現実に対し、テレビにせよ、ウェブにせよ、受け身だけではなく、主体的に関わっていくことが大事なのではないかと考えさせられた。
たしかに、最近のテレビ番組は、低予算のバラエティ番組がずいぶん増えてきたように思う。テレビ好きであった我が家でも、最近のテレビはおもしろくないという声も聞く。
本書は表題の通り、もともとテレビドラマの脚本家だった著者がテレビの世界に嫌気がさしてしばらくテレビの世界を離れそして日本も離れてから、再び日本にやってきて、ますますひどくなるテレビの現実を批判したものである。
最終章に著者が書いている。「人間は選ぶことで進化する。本を選び、友を選び、食事を選び、愛を選ぶ。ところがテレビは、選ぶことはない。それは単に『情報を得るだけである」」とテレビの一方通行性を批判する。
確かに、テレビから得られる情報の力というものは絶大なものがあると感じる。
これを、無批判的に受け入れてしまうときにこそ、著者の言うテレビの洗脳のようなものがあるのかもしれない。
ただ、これはインターネットにも言えるのではないか。
単に見るだけ。ウェブをたどっていって、何か今という時代を共有しなければという追い立てられるような感覚である。
このような現実に対し、テレビにせよ、ウェブにせよ、受け身だけではなく、主体的に関わっていくことが大事なのではないかと考えさせられた。